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銀河制作日記 Vol.1

銀河制作日記 Vol.2


銀河制作日記 Vol.3

作成する「銀河」の全体像について

梓
武夫の
行くては
雲萬里
えみしの
空を
染めけむ
  落合勝

(梓特攻隊 落合勝飛曹長 辞世の句)(注)赤字の部分は写真では読めない漢字でしたが、いぜん地獄猫さんからメールをいただいたおり以上のようでした。感謝、感謝。

わたしが今回銀河を作成したのは、以上の辞世の句を胴体に書いて特攻出撃する「梓特攻隊の落合機」を再現したかったからです。戦時中1945(昭和20)年のアサヒグラフ(5月5日号)には「天翔ける神々」というタイトルで、以上の辞世の句を「白墨(?)」で書き込む落合飛曹長の写真が掲載されています。何という愚かな時代だったんでしょう。幸運にも落合さんはヤップ島に不時着し、生還されたそうですが、、、。

日本は真珠湾攻撃でアメリカに宣戦布告しました。そのときの真珠湾攻撃の作戦参謀だった人に「黒島亀人」がおりました。映画「トラ!トラ!トラ!」にもでてくるのでご存じの方もいらっしゃる方と思います。かれはミッドウェー作戦も立案実行しますが、アメリカの科学の力「レーダー」「暗号分析」それに「指揮官の技量の差」により、完全に叩きつぶされます。真珠湾攻撃に参加した機動部隊の空母6隻のうち、4隻を一瞬にて失い、同時に世界最高の技術を持っていた飛行機乗りの大半を失ってしまい、これから長い坂をゆっくりと転がり落ちることになるわけです。その黒島参謀が特攻というものを作戦として立案したと言われています。なんと愚かな、、、。そういった時代に生まれた落合勝飛曹長はどのような気持ちで自分の搭乗機に辞世の句を書いたのでしょうか?

さて製作の方は、、、

地獄猫さん同様、風防のマスキング作業となりました。わたしも透明のマスキングシートを使うのですが、今回は見てわかりやすいように、ふつうのマスキングテープでやってみました。

製作もほぼ大詰めを迎え、残った部品も少なくなってきました。本来なら、胴体部に主翼と尾翼を接着させて、塗装にはいっていく訳ですが、今回は仮組の時に胴体部との間に段差がでず、ぴったりと収まるよう加工しましたので、胴体、翼の塗装は別々にして、塗装乾燥後胴体と接着することとしました。翼の方には補助燃料タンクを接着し、ピトー管も真鍮パイプと真鍮線で作り替えています。エンジンはグレー系の塗料にフラットベースを多く混入しエアブラシで吹き、アクリル系のフラットアルミでドライブラシをして、金属感を表現しました。塗料は粒子が細かいと光沢になり荒いと艶消しになります(光の拡散)。従ってざらざらした感じを出すために、フラットベースを多く混入させたわけです。

胴体部については、電探アンテナ(機首部と胴体側面)を真鍮線で自作してますが、位置がいまいち解らなかったので感でつけました(笑)。形状もしかりです。20mm機銃とアンテナ柱も真鍮で作りなおしています。ここは地獄猫さんと同じです。塗装は全面にシルバーをエアブラシで吹きました。銀塗装は大変難しいのですが、これは後ほど塗料がはげた感じを実機同様に出したいがために行いました。この上から「機体色(濃緑黒色)」を吹き付けし、乾燥後、その機体色を一部削り取ると、最初に塗装した「銀」が見えるといった具合です。これは翼の方も同様な作業を行っていく訳です。一回全面塗装すると、細かい傷などがわかりますので、もう一度1200番くらいの耐水ペーパーで全体を整えて、もう一度「シルバー」を吹きます。

これで2日間くらい乾燥させ、いよいよ機体色を塗って日の丸と落合飛曹長の辞世の句のデカールを貼ると完成となりますが、電探部がちょうど日の丸部にあたるため今から頭を悩ませています、、。

今回はこのくらいで、ではでは。


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銀河制作日記 Vol.4


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