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銀河制作日記 Vol.1

銀河制作日記 Vol.2

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銀河制作日記 Vol.4

二式単戦「鐘馗」Vol.1


二式単戦「鐘馗」Vol.2

中島飛行機二式単座戦闘機「鍾馗」の第2回目です。

前回は鍾馗のコックピット部の作成でしたが、今回はその「不思議なカタチをしている胴体部」などについてです。地獄猫さんの「九七式戦闘機」のページでも紹介されてましたが、「鍾馗」は「重戦闘機」です。キ-27、九七戦、キ-43などに代表される旋回性能に重点をおいた、陸軍の軽戦格闘主義から、高速一撃離脱戦法へと空中戦の新しい道を築いたのがこの戦闘機なのです。

速度や上昇力、急降下性能、武装を重視した反面、旋回性能、航続距離、着陸性能などはかなり犠牲にされたみたいですね。つまり「扱いにくい戦闘機」だったとも言えます。従ってこの「鍾馗」は出現当時「パイロットキラー」を呼ばれていて、その扱いにくさから犠牲になられた方がかなりいらっしゃったようですね。

まあ、この辺のことは地獄猫さんの「鍾馗」の項におゆずりして(笑)私は制作記事の方に力を入れていくことにします。今回私が作成しているのはハセガワの1/48です。地獄猫さんは1/72でおつくりになると思いますので、その違いなんかわかるのではないかと思っています。

この飛行機は1450馬力の「ハ-109」エンジンを搭載しています。これがデカイんです(笑)。したがって機首の部分が巨大で尾部が小さくなってます。これがまず不思議な第1点。次に不思議なのが「主翼の小ささ」です。この「鍾馗」、米軍がつけたコードネームが「TOJO」なのです。たぶんこの当時の「ちゃびんおやじ」にあやかっているのではないでしょうか?(ね、MOCHI先生!)頭がでかくて短足って感じですね(笑)。第3番目が異様に前に付いている水平尾翼です。このことからこの飛行機なんかににてるなあって思っていたら、「ブルドッグ」ですね(笑)。余談が過ぎたでしょうか?(笑)

コックピット部を組み立てて、胴体を接着します。海軍の飛行機なんかに比べるととてもコックピット内が狭く感じます。結構窮屈だったのではないかと思います。ここはなんの問題もありません。ぴったりきます。そして短い主翼部部分ですが、胴体部と接着するとき約0.2mmほど隙間が生じました。これは個体差があるので私のだけかもしれませんが、、。溶きパテでフィレット部の隙間を埋めています。パテを使うところが出てくると、一気に作業効率が落ちますね。乾くのを待ってペーパー掛けをして、消えた筋ボリを彫りなおして、、、、。その間っていってはなんですが、水平尾翼を接着します。鍾馗でまず驚くのは、蝶型フラップのところではないでしょうか?これがあるために、主翼部の上下の大きさが違うんです。下の方が大きい(笑)。これ図面で確認する前は完全な金型ミスだと思ってました(自爆)。この蝶型フラップっていうのは中島オリジナルなんですね。

次にエンジンです。デカイですね。ヘルキャットやコルセアのエンジンと同じくらいありますね。エンジンのモールドもよろしいようです。いつものように濃いグレイ系でエンジン全体を塗って、エナメルのフラットアルミでドライブラシ、黒でウェザリングとやっていきます。このエンジンの塗装後の写真を撮り忘れました(^^;。それで胴体部に接着します。そしてカウリングをはめ込もうとすると、、、おお、干渉する(笑)。ここで仮組なんぞやればよかったのですがせっかちな私は瞬間接着剤で「エイッ」なんてやるもんだから、エンジンカウル部分が少し曲がって固定されてしましました(笑)。いきなり未完成になるのか??(爆笑)またパテが必要になってしまいました。ここはエンジン部分を削って慎重にやった方がよいですね。それにカウリングにパーティングラインがくっきり!!この部分のペーパー掛けは結構大変です。なんせ、1/48の飛行機は久しぶりなもので疲れます(笑)。結構ヒケも出ていて、せっかくのお顔の部分なのでちょっと気を使って欲しいですね。あっ、そういえば胴体部にも数カ所ヒケがあります。たぶんコックピット内のモールドのせいだとと思いますが。。。。

さあ、ここまで来ると工作はほぼ終了ですね。後は主脚部分だけですからね。さて私、飛行機のプラモデルを造るとこの主脚部分が鬼門なんです。完成後よく折っちゃうんですね。ヘルキャットも零戦も主脚が折れてしまうんです。扱いが乱暴なのか?瞬間接着剤を使っているのか?原因はよく分からないのですが、、、。この「鍾馗」結構立派な足をしてますがやはり不安だったので、ここは別売りパーツを使用することとしました。「ファインモールド」から鍾馗の主脚とシートがホワイトメタルで発売されています。シートは今回は使いませんでしたが、主脚を使ってみました。ブレーキコードもモールドされていて素敵です。モールドもなかなか、、(パーティングラインがきつめでちょっと大変ですけど)。これも単体の写真を撮るのを忘れてました(^^;。

まあ、主脚はまだ接着しませんので、エンジン部とコックピット部にティッシュを詰めてマスキングして機体の塗装に入りましょう。

さあ、問題の銀塗装です。このシルバーっていうのがわたしゃ苦手です。綺麗に銀塗装するのはかなり技術が必要ですね。お部屋にも銀粉が舞いますしね(笑)。一応シルバーにいろいろ混ぜたりして、パネルごとに質感を出そうかと思っていたのですが、最初なんでシルバーのむく(笑)で塗りました。その後方向舵、昇降舵の部分だけ灰緑色を塗ります。これは何でなんだろう?キャンバス地なのかな??(いきなり知識がないところを露呈するブースカです)飛行学校の名残なのかな???わからないところは地獄猫さんに聞きましょうね(笑)。

今回私が造るのは「明野教導飛行師団」で「防空専任部隊所属」機なので日の丸のところに白帯を付けています。この部分をマスキングして、艶消しのホワイトで塗装します。そしてそのうえに日の丸を塗装。(今回日の丸等はキット付属のデカールを使用してません。すべて塗装です。)なかなかかっこよくなってきましたね。結構うまくいってます(笑)。ということで今回はここまで、次回は塗装の残りと最終組立までです(っていっておきながらもう完成してたりする(^^;)。

あと1回で終わりそうなんで、隼も作りはじめました。ニチモの隼です(^^;。

二式単戦「鐘馗」Vol.3


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