<ブースカ註:この原稿はお子さん誕生前のものです。ブースカの手抜きでまだUPしていませんでしたm(_._)m。>
あうあう、地獄猫です。
先日Migを完成させたばかりなのに、またまた完成品が出来てしまひました。
なんか、仕事も比較的ラクになったし、あとは子供が生まれるまでしばしのプラモタイム!というところです(笑)。 でも、すぐに梅雨に入っちゃったりして・・・・・・・(泣)
さて、今回作ったのは、またまた例によって(笑)帝国陸軍機!
またもやハセガワ1/72、97式戦闘機です・・・・・・・いいかげんシツコイ!とお叱りを受けそうですが。
まったくそのとおりでゴザイマス、ど〜もスミマセン。
でも、本当に好きな機体っていうのは何度作っても楽しいものです。
個人的に中島飛行機の陸軍戦闘機が大好きなもので・・・・・・・・・・・・・・・。
陸軍機は各部隊ごとの部隊マーク、部隊塗装が個性的でバリエーションに富んでいるのが何度作っても飽きない理由かもしれません。
ハセガワさんの、ちょっと古いけど安価で出来のいいキットに恵まれていることも一因ですね。
(高いキットだと、こうホイホイ気軽に作れない・・・根っからの貧乏性(?))
そんなわけで、今回は「黒塗り尾翼」で有名な、独立飛行第10中隊の97式戦闘機を作ってみました。
この独立飛行第10中隊は、日華事変のおり中支方面で活躍し、昭和13年夏ころ、95式から97式に機種改変、太平洋戦争開戦後も中国大陸を転戦した部隊です。
昭和17年10月に飛行第25戦隊に改編されました。
5年間の独飛10中隊の隊史のなかで、この「黒塗り尾翼」を採用したのは昭和13年から15年5月までの、中隊長木村清大尉の在任期間中だけです。
木村大尉の転出後は方向と舵主脚スパッツを編隊ごとに塗り分けた面白味のない(笑)ものになってしまひました。
それにしても、明るい灰色の機体色に黒塗りの尾部、そして機体製造番号の下二桁を白書きする、っていうのは大胆かつ派手な塗装ですね〜。
シンプルですがデザイン的センスを感じる塗装です。
彼我入り乱れての大空中戦ではさぞ目立ったことでしょうね。
以前から作ってみたかった機体の一つです。
さて、キットはこの場でもう何度もご紹介したハセガワの1/72。
今までも散々書きましたので重複は避けますが、古いキットです。
全体のディティールはなかなかいいのですが、各部に金型のつぶれやパーツのヒケが見られます。
もう何度も作っているので目をつぶっていても作れる・・・・・というのはウソですが、コツはもう掴んでいるので制作はラクですね。
まず尾橇は真鍮棒で作り替えます。
キットのままでは形状がイマイチですからね。
眼鏡式照準器もいつもどおり自作・・・キットのパーツは省略されて、ただの棒になってしまってますからね。
ついでに、ピトー管も自作!キットのものはピトー管基部が直角になってますが正確には曲線です。
これはなかなかいい仕事ができました(笑)
アンテナ柱なんですが、この独立飛行第10中隊は無線機を撤去しているらしく、アンテナ柱も取りはずしています。
聞こえない空中電話など積んでいるだけジャマ、下ろしてその分少しでも機体を軽くした方がイイ、という事なんでしょうが、この無線機不調は結局太平洋戦争中も改善されず、そのため日本の戦闘機パイロットは空中戦において、余分なハンディを背負わされたと言えます。
無線機なしでもゼスチュア、手信号などで最低限のコミュニケーションはとれますが、やはり無線機での綿密なチームプレイの方が数倍、有効なのはいうまでもありません。
(ましてや少数のベテランと多数の未熟な搭乗員、というアンバランスな構成になってしまった帝国陸海軍航空隊においては機上無線によるコミュニケーションはより重要だったと思うのですが・・・・・・・・)
陸軍内部でも「役立たずの無線機など下ろしてしまえ」という部隊だけだったわけではなく、有名な飛行第64戦隊「加藤隼戦闘隊」の加藤部隊長などは無線機の重要性と改良の必要性を熱心に説き、戦死するまで不自由を忍んで聞こえない無線機を手放さなかったといいます。
なんか話がエラい横道にそれてしまひましたか(笑)ともかくアンテナ柱がないと、なんか間延びした感じでミョ〜ですね。
10中隊の97式戦闘機は「甲」型なので風防は後部が小窓になっているタイプです。
「乙」になると後の一式戦闘機と同様の全体が透明の一般的な風防になるのですが、風防の形状が変わるだけで、随分印象が変わるものです。
また、プロペラブレードは茶に塗られています。
全体を灰緑色に塗装したら、マスキングをして尾翼を黒に塗装します。
尾翼の機番号は白なんですが、ここで苦労しました。
最初透明デカールに筆で手書きしようとしたんですがことごとく失敗・・・・・・・・レタリングはニガテです(泣)
しかたないのでストックのデカールから「それらしい」ものを流用してお茶を濁しました。
ほんとうは、ほんの少しサイズが小さすぎるし「6」の書体がやや違うのですが・・・・・・・・まあ、いいでしょう。
尾翼の黒塗り部には白のフチがつきます。
ここは筆で書きました。
これでほとんど完成ですね。
あとは、アクセントに機首周りの汚れなどを再現します。
(例によって、塗料の「ハゲ」はまったく見られないので要注意)
完成した機体を眺めてみると・・・・・やはり独飛10中隊の「黒塗り尾翼」は大胆ですね。
この機体で戦った空中勤務者達の心意気が伝わってくるような気がします。
さて、次は何を作ろうかな・・・・・って子供生まれるまで一機作れるかどうか(笑)
そんぢゃ!
満州国陸軍航空隊飛行学校所属機「奉天弐号」 |
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