1/700の素敵な世界プラモデル再開のきっかけとなったY氏の作品群
私がプラモデルを再開するきっかけとなったのは、仕事でのお付き合いがあったデザイナーのY氏作の1/350タミヤの大和の作例を拝見してからです。公式図と写真集を綿密に研究して作る艦船の作例は恐ろしいほどの完成度の高さです。
一部エッチング(クレーン、レーダー類)を使用していますが、キットのパーツの精度を可能なほど高め、見事なハンドピースさばきで模型にリアリティを与えています。
もともと日本海軍艦船を造られてましたが、昨年くらいからアメリカ海軍艦船をメインに造っています。あの迷彩に魅せられたとか(^^ゞ。塗料はグンゼとピットロードを使ってますが、トーンを整える細かい調合を行っています。
すべて自分でカラーチップを作成しており、その忠実さはとても真似できません(^^ゞ。
手前から「アメリカ空母CV-8ホーネット」「イギリス戦艦ネルソン」それ以降はアメリカの巡洋艦、駆逐艦類です。右手に写っているのは「日本海軍水上機母艦千歳」です。
忙しいといいながらしっかり1年間でこれだけ造ってます。
私も頑張って造らなくては。。。(^^ゞ
角度を変えて見てみましょう。
ネルソンって全長はあまりなかったんですね。
B-25をのっけたCV-8が圧巻です。
ちなみに千歳の日の丸は昔のレベルの72の日本機のデカールだそうです。このおじさん物持ちもかなりいいみたいです(^^ゞ。この千歳だけはエッチングの手すりを多用してました。
CV-8側面型の見事な迷彩塗装。 CV-8の煙突、レーダー部。
ちなみにB-25の国籍マークは手書きでした(^^ゞ。
アメリカ艦船のメジャー迷彩の数々。
手前から2番目と5番目は単色に見えますが平面型と側面型はびみゅーに違う色です。マスキングの技術がすごいっす。
これでわかるのはアメリカの船のヤードが太いこと。千歳はとても細いです。
この辺に力強さの違いが伺えます。
日本の船は艦型が美しいです。メジャー迷彩の極致。
1/700であることを忘れるほど素晴らしいです。蛇行迷彩は手書きです。(上の写真の手前から3隻目)
駆逐艦「フレッチャークラス」のアップ。エッジが立ってます。
- もともとは飛行機モデラーであるY氏。ハセガワ1/72のB-17 FとG型の素晴らしい作例もありました。内部再現してあって、G型の
- 銀塗装も見事でした。
Y氏の事務所は池袋にあり「西山洋書」のすぐ近くです。
このあと私がその本屋に行きアメリカ海軍の写真集を買ったことは、秘密にして置いてください(笑)。 2002.12.26加筆訂正。
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