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地獄猫とbu-sukaのいいたい放題2001

このページは地獄猫さんまたはブースカ(bu-suka)が日頃思うことや読んだ本のことなどをつれづれに綴ったものです。なお私が書いた記事は、私(bu-suka)個人の意見です。地獄猫さんは関知いたしませんのであしからず。またすべての記事の文責はすべて私(bu-suka)にあります。



過去ログ



●2001.11.19(Mon) - bu-suka●


■凄いぞタイガー!■

先週、ゴルフの国別対抗ワールドカップが開催されました。
アメリカやヨーロッパで活躍している第1線級のゴルファーが富士山のふもとで華麗なプレーを繰り広げました。各国の代表が2名一組でラウンドするこの大会、今年のゴルフシーズンを締めくくるにふさわしいものでした。

今回の目玉はアメリカチーム。デビット・デュバールとタイガー・ウッズでした。従来のゴルファーのイメージを変えたこのふたり。非常にストイックな世界No.1のアスリート達です。通常アメリカで活躍している彼等を見ることはほとんどできないためか、御殿場の大平洋クラブには公開練習日からたくさんのギャラリーが集まり、そして驚嘆のため息をついていたみたいです。迎え撃つ日本チームの丸山プロなども「相手は雲の上の人」といった感想をのべておりました。

4日間の期間中、アメリカチームはいまいちの出来でしたが、ところところではスーパーショットを放つなど、最終日に期待できるものがありました。日本チームは地の利もあり好調で、2日目を終わって2位につけるなどテレビ観戦している私どもには「もしや」と期待させてくれました。

そして最終日。
トップのニュージーランドはあまりスコアーを伸ばせませんでしたが、アメリカチームも14番ホールを終わって首位から5打差のビハインド。すでにホールアウトしているスウェーデンチームに追い付くためには残り4ホールをバーディー3つ、イーグル1つをとらないと追いつけない状況で、「普通なら」諦めムードが入ってくるところです。しかし、大勢(約15000人)のギャラリーも、テレビ観戦している人も、テレビの解説者も、このままで終わらずに必ず追いつくなり逆転するなりするだろうと期待させるのが、今回のアメリカチームです。15番からお約束通り(笑)の3連続バーディー。そして迎えた最終18番ホールパー5。タイガーは目のさめるような300ヤードドライブ。2打目は2オンをねらうデュバールでしたが、
なんとグリーンを右に外してしまいます。万事窮すと思われたのですが、タイガーがやってくれました。
グリーン右サイドのライが悪いとこから、しかもカップは全然見えないとこから、グリーンエッジの土手に故意にワンクッションさせ、ボールはころころとカップに中へ。ギャラリーの大歓声とともにタイガーのガッツポーズが見られました。すごーーーーーーーーーーーーーーーい!
最終ホールで首位に追いつきました。

土日模型も作らずにテレビの前で座ってた「かい」があったというものです(笑)。
なんかこの感動は文章では伝えにくいと思いますが、これ以外のプレーも素晴らしくホントにすごい大会でした。

ちなみに結果はアメリカ、ニュージーランド、スウェーデン、南アフリカ4チームのプレイオフで、結局は南アフリカチームの優勝に終わりました。


●2001.10.22(Mon) - bu-suka●


■カギを握る「NUMBER 51」■


アメリカ大リーグではレギュラーシーズンが終了し、両リーグでプレーオフが開催されています。本日の段階で「ナショナルリーグ」は「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」が「アトランタ・ブレーズス」に勝ちワールドシリーズへのチケットを手に入れました。

かたや「アメリカンリーグ」。「イチロー」擁する「シアトル・マリナーズ」は「ニューヨーク・ヤンキース」に第4戦、 1 VS 3とサヨナラ負けし、対戦成績「1勝3敗」と敵地N.Y.で王手を掛けられました。「佐々木」からサヨナラホームランを打った「ソリアーノ(以前広島カープに在籍)」も見事でしたが、それよりもわたしは「ヤンキース」の4番バッター「バーニー・ウィリアムス」に敬意を表したい。

でなわけで、今回のプレーオフ〜ワールドシリーズにかけて「背番号51番」に注目していた私です。
「ダイアモンドバックス」は「あの」、ランディー・ジョンソン投手
「ヤンキース」は「やはりの」、バーニー・ウイリアムス外野手
そして「マリナーズ」は「がんばれ!の」、イチロー外野手の各選手です。
(わたしの好きな「アトランタ・ブレーブス」の大投手「グレッグ・マダックス」の背番号は残念ながら「31」番。ポストシーズンは不調でした。)

3人とも見事な活躍振りです。鬼の形相の「ジョンソン」投手と晴れて対戦出来るのは「シアトル」、「ニューヨーク」どちらの『51』か?
プレイオフ、ワールドシリーズとも第7戦まで見たい!と楽しみにしてるブースカです。
(あっ、近鉄もヤクルトも互いに頑張ってくれ!)



●2001.10.15 (Mon) - bu-suka●


■TAMIYA MMシリーズを久しぶりに造る■

先週末にTAMITAさんのMMシリーズ(1976年くらい発売?)の「ブルムベア」を造ってました。真珠湾コンペやドイツ機コンペの締め切りを控えているにも関わらず、、、(^^;。

4号戦車系はJ型をリニューアルしたものの、このブルムベアは以前のままだと思います(最近模型屋さんにいってもAFVの棚を見ないので全く自信はないですが(^^;)。モーターライズの名残りをとどめているキットなので車体下部には電池を入れるモールドが残っています。このために実際スケールよりは幅広の車体となってます。

このキットが発売されたときにはちょうど私が模型から離れてしまった時ぐらいでして、この旧4号戦車系を造るのは、はじめてとなります(笑)。しかしTIGER I は小さいころ造った記憶があるのですが、これより前の発売だったんでしょうかね?

合とかとってもよくてびっくり。今の目から見ても十分なモールド。TAMIYAさんって凄いです。1/72とか1/76とかにスケールダウンするといいのにと思うのは私だけでせうか?フィギュアも2体ついてます。

このころも模型を作っていたら、ハマっていただろうなあ〜、って思います。TAMIYAも一番脂がのっていた時だったんでしょうね。車体幅の問題はあるんでしょうけど素晴らしいものです。小物とかは現在のもっといいものに置き換えるとかしてとっても楽しめそうです。

現在MMシリーズは250を超えてるんでしょうか?数々のラインアップがあります。ただモデラーっていうか人間はどん欲なのでより素晴らしいものを求めてしまうんでしょうね。TAMIYAさんだと確実にそれが出来るの会社でしょうから、よけい要望は高まるばかりでしょう。あとは会社側の算盤なんでしょうね。

ただこの戦車は完成後、「ともきち」のものとなります。ばいきんマンとドキンちゃんを乗せる指示を受けております(^^;。夕食後のあんぱんマンごっこの駒になるそうです。楽しんでくれ!


●2001.10.09 (Tue) - bu-suka●


■はじまっちゃったね、、、(悲)■

アメリカとイギリスがアフガニスタンを空爆しました。
10年前の湾岸戦争の時もですが、暗闇に対空砲火の軌跡がCNNなどで映し出されました。

アメリカはマスコミをほぼ完全にコントロールしているので、今回報道される内容も前回同様のものになると思われます。で、宣戦布告って事前にしたのかな??

湾岸戦争の時の司法長官だったひと(だと記憶してます)が、戦争終了後、結構すっぱ抜きみたいな回顧録を書いてます。あのときイラクははめられたんだと。地上戦においても前線はもちろん、後方でも殺戮が行われてたって。戦車に突っ込んでくるイラク人の子どもがいたって。

ウォーターゲート事件でニクソンを辞任に追い詰める報道を行った、ワシントンポストの記者の一人も湾岸戦争に関する著作で書いてます。数万人のイラク人を殺したって。

ピンポイントの爆撃であろうが、今後の地上戦を思うに、アフガン人の相当数の方が死ぬことになると思います。真っ暗やみの中を切り裂いて落ちてくる砲弾。逃げまどうことになる彼等。

胸が締めつけられるような思いです。国連って何のためにつくったんだろう。空しいね。

これって誰がまいた種なんだろう(悲)。


●2001.10.05 (Fri) - bu-suka●


■をいをい、、、、(-"-)■

今住んでいる街、長崎は56年まえに原子爆弾を投下されました。
造船所と兵器工場を抱えていた街であったため、投下の選択肢に入ったものと推測されます。

いまの私の会社はその原子爆弾が投下された爆心地公園から50mほど離れたとこにありまして、近くには、原爆資料館、平和公園(8/9に式典を行う公園・旧刑務所<捕虜収容所でもあった>)などがあり、春と秋には多くの観光客(修学旅行生がほとんどですが)が訪れます。

が、なんとその爆心地公園のすぐ横に3軒のファッション(ラブ)ホテルが存在するわけだ。
(近くという大雑把なくくり方をすると7軒あるかな?)
先日、イギリスからの留学生(とあるJAZZ喫茶でお知り合いになりました)が話してましたが、
英語版の日本ガイドブックにそれが記載されているそうです。ここがへんだよ、日本人!てなぐあいに!

とっても恥ずかしくなりました。
まあ、自由の国ですからねえ〜、で、すむ問題かなあ〜?

確かに閑静なところで、割と長崎では地価が高いとこなんで商売的には一番思い付くところなんでしょうけど。どうにかならんかな〜?これ。

ブースカって利用者なんじゃない?というつっこみは止めてね(かえす言葉がないから(^^;)。

関係ないけど、明後日10/7〜9まで「長崎くんち」が催されます。
お立ち寄りの節にはぜひ世にも不思議な場所に立つラブホ見学を是非。
「愛は地球を救うのだ」、、、(+_+)\(-_-;)


●2001.09.29 (Sat) - bu-suka●


■長嶋茂雄は永久に不滅です、、、■

昨日、仕事の途中、車で移動していた時にニュースを聞いた。
「やっぱりなあ〜」という気持ちが「えっ!」という驚きを鼻差で押さえた感じ。

大昔、九州福岡には「西鉄ライオンズ」ってチームが存在しておりました。「神様・仏様・稲尾様」といわれた稲尾投手を中心に錚々たるメンバーを擁しておりました。私の父は学生〜社会人時代に野球をやっていたので、よく長崎から車で(当時は高速道路なんてなかったけど)今はなき「平和台球場」に足を運んでおりました。シーズンはじまる前までなのです<平和台まで行くのは(笑)。

だって目的は「巨人VS西鉄」のオープン戦、もっといえば、長嶋茂雄を見るためでしたから。まあ西鉄自体も黄金時代を過ぎており、弱かったこともあるでしょうけどねえ。

で、オープン戦の練習からスタンドに陣取って私達親子はじっと長嶋茂雄を観察することになるのです。もちろん席は3塁側。父の仕事上の関係者の御尽力でいつもダグアウトうえのいい席でした。長嶋ってスタンドに話し掛けてくるんですよね、選手時代から。「ボク、どこからきたの?」なんて。父なんかは熱狂的なファンだったので、私が聞かれてるにも関わらず、興奮しまくって、自分から「長崎から車飛ばしてきました」なんて叫んでおりました(笑)。まあ、わたしにとっては全盛時代を過ぎた長嶋より「王 貞治」のホームランのイメージの方が焼き付いてはいますけど、でもやはり、いざというときには「長嶋茂雄」でしたね。

大学〜社会人と東京で過ごしていた私ですが、父はよく遊びにきました。息子に会いに来るって感じよりは、後楽園〜東京ドームに巨人戦を見にくるって方が正解だったかも(笑)。後楽園スタジアムに勤めている方に無理言って2席分お願いしてよく行ってました。また、私が在籍したいた会社は、神宮のバックネット裏にボックスシートを持っておりまして、総務のお局様に無理言って(笑)、巨人戦のチケットをくすねたりして、、。

すべては「長嶋茂雄」を見たいがためでした。
NHKの解説者になってくれないかな?BSでやってるパ・リーグやメジャーリーグの解説を気楽にやってほしいと今は思ってます。

お疲れまさでした。長嶋茂雄は永久に不滅です。


●2001.09.21 (Fri) - bu-suka●


■真珠湾コンペ■

実はわたし、真珠湾コンペなるものに参加させていただいています。きららさん主宰のWeb「よれよれサイト」主催のコンペです。

で、理論武装しようとして、近くの図書館で防衛庁資料室の戦史叢書を読んでおりました。全100巻以上にのぼる膨大な戦史で、戦後、当時の関係者に話を聞いたり、戦時の資料を集めたりと大変な作業だったと思います。で、ハワイ作戦の当然1冊にまとめられており、軍人の体験戦史を全く読まない私には結構新鮮に読めてました。

たとえば山本五十六はアメリカ、ハワイ方面をメインとして考えてましたが、参謀達は南方進出のための牽制作戦程度にしか考えていなくて南方の陸軍の作戦支援がメインと思っていたこと、など。真珠湾が終わって山本五十六が参謀達に「次のことを考えるように」と言った、ってとこがあって結構驚きました。それ以降のことは具体的に作戦として考えていなかったみたいですね。まあ、勝ち戦だったので割とホントのことが書いてあるんだろうな〜ってことで読み終わりました。

で、コンペに際して何つくろうかな?てなことになります。
甲標的(1/72 オイツー製)をまだつくってなかったんでそれにしようか、またイ-16(1/700)にして1/700の甲標的をつくろうかと海ものにほぼ決まりかけてたんですが、、、、、、。

先日このコーナーで紹介した「海軍めしたき物語」で、ミッドウェー海戦後に作者の高橋さんが「海軍は見張り、見張りって教育されてたのに、なにやってたんだ!」と大変悔しい思いをした、ということが書かれてありました。運命のミッドウェーでとかくいわれてることですが、その主役?である飛行機(偵察機)もいいなあ〜ってことで、ストックを探すと、あったあった。カタパルト付きの愛知零式三座水偵が(1/72 ハセガワ製)。これって、真珠湾でも重巡洋艦「利根」「筑摩」に搭載されて、直前偵察をやってるのでこれにしよう! カタパルト付き、しかも偵察機だと、他の参加者とだぶる心配もまずないだろうと判断し、きめました。

しかしこの模型、結構昔の製品なんですよね。パネルラインも凸だし、バリ等も結構あるし、経年変化してるところも見受けられました。最近つくりやすい模型で楽してた(笑)ので大丈夫なか?と思いながらも制作に取りかかりました。

、、、、、、つらい(^^;。世界の傑作機の図面(イラスト)見るとパネルラインが違う。これのパネルラインの資料はなんだろうと思ってると、あったあった。先ほどの戦史叢書に図面があって、それでした。どっちが信用できるか?など考えてて、やはり新しい出版物ほどいいだろうとおもい、野原さんの図面に決定(もう一つ資料はあったんですが、これもパネルラインは違うんですよね〜)。

制作も、、、、、つらい。本日フロートの改造が終わり本体とくっつける段階までなりました。カタパルト関連は押し出しピンあとの成形(パテ塗り塗りのペーパーしゃかしゃか)してるとこで、ようやく先が見えてきましたが、、、。会社今月で締めじゃん、決算だ。ってことに気付きまして(^^;、仕事の絡みからも、10月に入るとほとんど作業ができないから、今月中に完成させないといけないことに、今頃気付いて焦っております。

明日は娘の幼稚園の運動会だし、、、、、、。


●2001.09.16 (Sun) - bu-suka●


■ちょっと凄すぎない?、、、〜「R.P.G」

最近、宮部みゆきの新作が出た。文庫書き下ろしということで、「模倣犯」もまだ本棚に眠ったままだが、先に読むことにした。作者は私と同じ年令。最初に読んだのは「火車」だった。結構強烈なものが残った。すげーなー(ため息)と思った。それから以前の作品、現代SFチックものから江戸時代市井ものまでほとんどすべてに目を通した。すべてがミステリーである。すげーなー(ため息2)と思った。

スティーブン・キングのファンらしい。うなずける。やや設定に強引なものがあった初期作品にくらべるとすごくシチュエーションを「書き込むことで浮かび上がらせる」という作業で最近の作品は私達にリアリティーを与えてくれる。私は半村良も好きだが、すごく似た感じを受ける。

で、今回の「R.P.G」(ロールプレーイングゲーム)だが、今回も凄い。ミステリーなので内容を書くとネタバレになってしまうので控えるが、あらすじは次の通り。ある女子大生が殺害される。その後サラリーマンが戸建住宅の新築現場で死体として発見される。関連のない事件のようだったが人間関係でつながりが出てくる。女子大生とサラリーマンが不倫関係にあったらしいと。捜査は女子大生の同級生A子(殺害された女子大生に恋人を寝取られた(^^;)を重要参考人とするが、捜査過程でサラリーマンの持つノートパソコンから驚くべき事実を発見する。ONとOFF。ネット(掲示板)での不思議なこと。サラリーマンの妻、娘。日頃後方支援にあたっていた警察官。ネットでの交友関係など複雑に絡まりあい、最後に衝撃の結末が!(って週刊誌みたいですが(^^;)この小説は10年前だと考えにくい小説です。重要な役割をはたす小道具。SFでこれを予感した作品があったかな?途中で犯人の目星はつくが、それでも面白い。

宮部みゆきはこれを舞台劇のように描いている(解説にもありますが)。舞台は取調室。映画にするといいなあ、これ。いい脚本家がいればねえ。宮部さん本人が脚本書いて映画になんないかな?

1日で読了しました。この作者ほど、次回作が待たれる作者はいない。
宮部みゆき、ちょっと凄すぎます(^_^)


●2001.09.14 (Fri) - bu-suka●


■モデラーだからって〜「海軍めしたき物語」「海軍めしたき総決算」■

私は日頃から殺戮兵器であるものをプラモデルで製作しています。兵器は兵器であってそれが平和のためにあるなんてはちっとも思っていない。だって核兵器を所持することが平和のためなんて、そんなことは絶対ないから。

だからといって戦争賛美者ではない。皆さんと同様です。でも、プラモデルを作ることはやめない。あいも変わらず緑色と灰色にまみれている。2001年9月の段階で模型(軍用)の話は憚れる方もいらっしゃるやも知れないが、彼等にいいたい。趣味でプラモデルを作ってるんだから、いいじゃないか、って。

最近先の大戦から明治時代への回顧がよく叫ばれてます。ある著名な作家(もう亡くなりましたが)は「明治時代の軍人と昭和時代の軍人は全然違った」みたいなことを書かれています。その作家は小説としては昭和に関するものを書かなかった(というか書けなかったらしい)。そんなことはないだろうと思います、わたしは。基本的に日本人がそんな急に変われるもんじゃないでしょう、わずかひと世代で。物事や史実を綺麗な面だけからだけ見てもらうには都合のいい論だろうけど。

とやや強引なイントロから、今回は読書感想文です(笑)。
お題は「海軍めしたき物語」と「海軍めしたき総決算」高橋 孟(著)新潮文庫です。

あらすじとしては(ほんとにあらすじですが(^^;)主人公は提督でも参謀でもない海軍の主計兵です。
主計とは経理と衣糧にわかれており、衣糧の糧に徴兵配属されたのがこの本の主人公高橋さん本人です。
ある会社の製図工だった高橋さんは、徴兵される前に見た海軍水兵の腕についているペンのマークに憧れますが、実際は違っていました。佐世保海兵団で教育されたあと軍艦「霧島」勤務となります。そこで渡されたのが「前掛け(エプロン)」。軍隊というとこは、しごきという教育があったそうで、作者も配属後毎日殴られ、あたまがぼーっとしてたそうです。あまり力を入れて読まずにすみますので(笑)助かりますが。霧島勤務ということで「真珠湾」「ミッドウェー」を体験しています。その後、試験を受け主計のなかの経理となりベトナム勤務で砲艦勤務となります。この砲艦はアメリカの潜水艦から魚雷攻撃を受け沈み、漂流中に「ふか」に太ももを齧られますが、九死に一生を得て、サイゴンの病院で静養します。
傷が癒えた後は本土勤務(九州の航空基地)となり終戦を迎えました。そののちに引揚船に乗ることになり、昭和16年から21年くらいまでの軍隊生活が一下級兵士の目で捉えられています。

真珠湾は朝飯まえにはじまり、第一種軍装でめしたきをした。ミッドウェーでは霧島の甲板から燃え上がる赤城をみた。基地航空隊の特攻兵のエピソードなど様々な体験談があり、私がプラモデル(艦船)に再び興味を持つことになるきっかけとなった本です。新潮文庫なので絶版にはなっていないと思いますが(やや不安)。超オススメ本なので一食抜いてでも是非!(笑)

■It's WAR!(2)■

事件から数日立ち、いろんな情報が明らかになってきた。Usama Bin Laden氏というサウジアラビアの富豪(現在はサウジアラビアの国籍を剥奪されている)が事件の首謀者ということらしい。で、ドイツの実業家のHPに以下の記載がある。

Kimble.org is offering a reward of up to $10 million for information leading directly to the apprehension or conviction of Usama Bin Laden.

ユダヤ人だろうか?すごいことになってきた。一昨日書いたことにも情報の錯綜があったようで(^^ゞ、事実と違うこともあったみたいだ。修正はしません。またまたいろんな事実がこれから出てくるでしょうから。

で、今回ブッシュ・ジュニアがホワイトハウスで会見したときの映像でピンときた人も多かったと思うが、彼の左右に以下の人物がいた。パウエル長官とチェイニー副大統領だ。まんなかの大統領がシニアだったら湾岸戦争の時の主要メンツが揃ったことになる。

Usama Bin Laden氏は現在アフガニスタンに潜伏しているらしい。隣国のパキスタンは早々にアメリカ支持を打ち出した。基地(滑走路)のアメリカ軍使用許可を出したに等しいと思えるが穿ち過ぎでしょうか?

湾岸戦争で経験豊富(?)な閣僚に囲まれブッシュ大統領はGOサインを出すことになるでしょう。キャッチフレーズは「GOD BLESS AMERICA」らしい。blessはedがつくと反対の意味cursed(のろった)になるらしい。カースト制度のカーストだろうか?なんか英語の勉強にもなりますね(^^ゞ。

当初のテロへのショックからほんのちょっとだけ落ち着いてくるとやはり出てくるのが「正義=アメリカ=民主主義」といった構図への疑問です。私はコミュニストなので(笑)その単純構図に与しませんが、そこに気づかない人は多いですよね。オリンピック時のUSAコールにも辟易するんですが、アメリカは鎖国すべき国かも(笑)。

ただ、私たちに何かできることはないだろうか?

様々な民族の被害者が今回出た。自由社会や民主主義なんてもんじゃなくて人類への冒涜だと思う。これだけインターネットが普及している今日、何かできるんじゃないかと私は考えているところです。$10 millionの懸賞金は無理だとしても(^^ゞ

●2001.09.12 (Wed) - bu-suka●

■It's WAR!■

2001年9月11日(日本時間21:45)ハイジャックされたと思われる航空機がWTCのツインタワーの一つに突入しました。それから数分後もう一機の双発の旅客機とおもられる旅客機ももう一つのビルに突入。ニューヨークのシンボル的存在であったビルは2棟とも倒壊。たくさんの死傷者が出たと思われます。

アメリカ大統領ブッシュは「テロ」だと断言し、断固とした処置をとると発表。4軍も警戒・反撃体制に入った。

LIVEでニュース画像に飛び込んできた飛行機激突は、それがまるで映画のように思える程最初はリアリティーがなかった。110階建のビルが倒壊するなど誰が想像しただろう。同時に標的にされたペンタゴンもひどいものであった。

一般の旅客機を利用した卑劣な行為であるが、その背景にあるものの根は深い。

犯行声明らしきものが出たといわれる集団のスポークスマンからは、これを強く否定するインタビューがあったりなど情報は錯綜している。これから事実関係は究明されるであろうが、今回の事件はテロということよりは戦争だ。これまで不可侵の場所であったアメリカ本土の首都ならびに経済と文化の中心地が攻撃されたこの行為は、ユダヤとアラブの戦争の序幕であろう。

ブッシュ大統領は報復を明言した。近いうちに軍事活動が確実に行われるだろう。景気が悪いためのブッシュが書いたシナリオによるものだとする、穿った見方もあるのは事実。湾岸戦争でブッシュ・シニアがフセインに「ちょっと景気が悪いから戦争してくれない?」と当時感じたことの再現のような気がしないわけでもない。

第二時世界対戦中、アメリカの指導者は最前線の兵士がいくら死のうとそんなことはある程度無視して、戦争を遂行した。最終的な勝ちが見えていたから。

だからといって目には目をの報復手段は新たなテロを生むことになるのは確実だし、そのようなテロ集団を抹殺してしまうことは不可能に近いのも事実。

粘り強い交渉のテーブルに双方を座らせ、ほとんど不可能に近いが、歴史的和解の道を探ることが絶対に必要だ。我が国の指導者がその名誉ある地位を占めようと努力し、解決の調停役を引き受けるという選択をとってほしい。

一度くらいは国際関係で、尊敬されたいから。

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